エンディングムービーあるある 〜撮って出しを1ランクUPする方法〜
|お知らせ|
ココロスイッチは2023年2月4日より新しいオンラインショップサイトへ移行します。
新ショップはURLが変わります。2月4日以降は下記のサイトをご覧ください。
https://shop.kokoro-switch.com/
1.エンディングムービーが人気の理由
エンディングムービーは今や最も人気のある映像演出です。リクルートのブライダルマーケットの調査・研究機関である「ブライダル総研」の調査によると、映像を使った余興や演出を行った人のうち、72.8%がエンディング(披露宴の最後/お開き)で映像を上映しています。
映像を使った余興や演出の実施場面(映像を使った余興や演出を行った人/複数回答)
オープニング:47.1%
中座・お色直しの間:65.3%
エンディング(披露宴の最後/お開き):72.8%
ゼクシィ結婚トレンド調査 2015 報告書より
http://bridal-souken.net/souken/research.htm
このように多くのカップルがエンディングで映像演出を行っていますが、確かにエンディングムービーを上映することはメリットが多く、とても良い選択に思えます。
まず、エンディングムービーを上映することによって最後を締めることができますし、メッセージなどを表示すれば、当日十分なご挨拶ができなかった方々にも改めて気持ちを伝えることができます。また、「撮って出しエンドロール」で感動的な映像が流れたら、みなさんに「いい結婚式だったなぁ」と思っていただけることでしょう。
あと、あまり知られていないのですが、実はエンディングムービーの上映時間を利用してお二人とご両親がお見送りの準備を整えることができる、というメリットがあるんです。もしエンディングムービーの上映がなかったら、お見送りの準備ができるまでの間、ゲストの方々に”ただ待つだけ”の待ち時間が出来てしまいます。しかし、上映中の時間を準備時間として利用することによって、その後の待ち時間を無くし、スムーズにお見送りに移ることができるようになります。少しの時間とはいえ、ゲストの方々にストレスを感じさせないような心遣いができるなんて素敵ですよね。
まさに「終わりよければすべてよし」を叶える演出アイテム、だから人気があるということなんでしょう。
2.エンディングムービーの種類
そんないいことづくめのエンディングムービーですが、内容的には基本次の2つのパターンがあります。
1.写真を使ったエンドロール|写真とともに、列席者の名前や感謝のメッセージを流すタイプ
2.撮って出しのエンドロール|当日の挙式・披露宴の様子を撮った映像を編集して上映するタイプ
つまり、写真を使うか、でなければ撮って出しかという2択がほとんどです。
写真の場合は、お名前など文字要素は必須ですが、「撮って出し」の場合は最近では文字を出さないものも増えています。
では、ついでなのでそれぞれの長所・短所も見てみましょう。
■写真を使ったエンドロール
長所
・リーズナブル
・手作りも可能
短所
・プロフィールムービーと内容や写真を分けないといけないのが難しい
・ゲストとの写真を使用することが多いが、均等に紹介するのは難しく、写真選びに気を遣う
■撮って出しのエンドロール
長所
・当日の映像はゲストみんなが当事者で楽しめる
・当日納品の場合も多く、挙式当日から自分たちの映像が楽しめる
短所
・手作りできない
・料金がお高め
このように、手作りするなら必然的に写真を使ったものになりますが、業者に依頼するとなるとやはり「撮って出しエンドロール」が断然人気です。でも「撮って出し」の場合、式場で頼むと15万円前後というのもザラなので、その段階で諦める方も多いようですね。私たちココロスイッチでも「なんとか叶えたい!」という方々からたくさんご相談をいただきます。
最終的に「撮って出しエンドロールをやろう!」となった場合は業者を選ぶことになるのですが、では次に、業者を選定する際の注意点をお話しさせていただきます。
3.「撮って出し」を頼むべき業者の見分け方
大人気の「撮って出しエンドロール」ですが、実は7~8年ほど前までは今よりもっとスペシャル感のある映像演出でした。上映すると会場の皆さんが一様に驚き、盛り上がり、涙するような映像だったのです(本当にどこでもそうでした!)。
その要因は「さっき行われていた挙式の様子がもう流れている!」という驚きの要素が圧倒的に大きかったこと、さらには、それがまるでプロモーションビデオのように演出的に編集されていることへの驚き、またスクリーンに自分の名前が流れるという楽しみなど、実は今振り返ればいずれも初めての映像体験からもたらされる「サプライズ感=スペシャル感」要素が大きかったように思います。
さらにはその特別感は制作側にとっても同じでした。
「撮って出しエンドロール」の制作には今よりもある意味特殊な技術と多くの経験が必要でしたし、何より職人的な編集スピードが求められる特別なものでした。ましてや上映すると前述のようにゲストの皆さんからの大きな反応がありましたので、式場さんや商品を提供するビデオ業者もますます特殊スキル向上や、編集スピードアップに躍起になっていきました。
ある意味、そういう時代だったので、経験がありスキルを持った業者はまだ見分けやすかったと思います。そもそも業者の数も限られていましたし、サンプル映像を見ればなんとなくクオリティの差も判別できました。また、業者ごとの作風のようなものもある程度は見分けられたように思います。
しかし、この数年であっという間に「撮って出しエンドロール」も波及し、すっかり定番の演出になりました。要因としては編集するパソコンの高速化や経験者の増加、また、テンプレートとなるような映像がたくさん出回り、模倣しやすくなったことなどでしょうか。
今では、「撮って出しエンドロール」は人気通り、当然の映像演出でスペシャルなものではなくなったと思います。では、そんな特別なものではなくなった「撮って出しエンドロール」ですが、ならばどこに頼んでも同じようなものになるのでしょうか。
実はこれだけははっきり断言できますが、やはりそれは業者によって違ってきます。
もう少し正確に言うと、これまでにその業者が結婚式の映像、そして「撮って出しエンドロール」にどのように取り組んできたか、そしてその文脈に沿った経験と思いがスタッフに受け継がれて、今のエンドロールに表現できているかの違いになるかと思います。あっさり言うと「どのくらい経験がある?」ということでしょうか。
「撮って出しエンドロール」は文字通り、その時その時の一瞬を撮影し切り取って編集します。つまり一瞬のセンスが大事なのですが、そのセンスは絵的なものより思いを切り取るセンスとでもいうべきものが大事になります。ただそれはやはり実際の結婚式を経験してこそ身につくものですし、思いに共鳴できる感受性も大切です。そういう”思い”を重視し大切にする文化があり、ベテラン、若手スタッフ問わず共有できている業者であれば、まず間違いないでしょう。
そんな業者かどうか見分けるのは、もうこれは直感以外は方法はないかもしれません。まずはその会社のスタッフとコミュニケーションを取ってみて、お二人が気にいるかどうかを基準にしてみるのも良いかもしれませんね。
4.これだけは確認した方が良い!?エンディングムービーあるある
とんでもなく前置きが長くなりましたが、いよいよ本題です(ふぅ)。
さぁ業者も決まったし、あとは当日任せるだけ!基本はそうなんですが、実はさらにいい映像を撮ってもらうために意識した方が良いこと、業者に伝えた方が良いことがありますので、それをこれから”あるある”的にお話しします。
さらに1ランクUPな映像にするための撮って出しエンドロールあるある
|その1|メイクルームが散らかっている!
撮って出しエンドロールではメイクルームの撮影を行う場合があります。ここでは挙式前の緊張感ある表情を撮ることができますし、フォトライクでとても綺麗な映像を撮れることが期待できます。しかし、せっかく綺麗なポージングでも、背景にペットボトルやコンビニ袋が写っていたり、散らかっていたりしたら少し興ざめですよね。
もちろんカメラマンも気をつけるべきなのですが、メイクルーム撮影がある場合は、私物をあまり散らかさないように気をつけたほうがベターです。撮影時、念の為カメラマンに気をつけてもらうよう言ってみるのもいいかもしれません。
|その2|挙式本番、歩くのが早い!
特にご新郎に多いのですが、緊張や照れもあって足早に入場されることがよくあります。早く歩くのが決して悪いわけではないですし、間違いでもありません。しかし映像的にはゆっくり歩く意識のほうが良いものが撮れるでしょう。
何よりそのほうが堂々と見えますしね!
|その3|お子様ゲストの映像が多くなりがち!
お子様のゲストはとても絵になるので、カメラマンは何かと狙ってくるでしょう。編集者も映像に入れたがります。ただし、お子様のゲストが多い場合は要注意です。
エンドロールを見たら「お子様が多い!」という印象の場合もありますので、「それより大人のゲスト」という場合には前もってカメラマンに伝えておく方が良いでしょう。
|その4|下からのアングルに注意!
カメラマンはなるべくゲストの邪魔にならないよう、また進行の妨げにならないよう、極力目立たないように行動しています。
するとどうしてもしゃがんだ姿勢で撮るシーンが出てくるのですが、ほとんどのご新婦様はあまり下から撮られたくはないのでしょうか。
もしそれを避けたいのであれば、やはり前もって伝えておく方が良いでしょう。
|その5|エンドロールの曲が合っていない!
まず、エンドロールの曲は短すぎても長すぎてもいけません。少なくとも4分半以上、長くても5分半までがベストでしょうか。
また、誰も知らないようなマニアックな曲や激しすぎる曲(ハードロックやメタルとか)は避けた方が良いでしょう。もし不安があれば前もってプランナーさんや業者さんに相談した方が良いでしょう。
|その6|ゲストの名前とメッセージが多すぎてわかりづらい!
エンドロールでゲストのお名前とメッセージを流す場合がありますが、例えばゲストの方が100名を超えるような場合や、一人づつにメッセージを入れたい場合は要注意です。やはり文字は多くなればなるほど読みづらくなりますし、映像も見づらくなってしまいます。どうしてもメッセージを入れたい場合はグループごとにする、また、ゲストの人数が多い場合はメッセージは入れないなどの妥協は必要です。そうしないとかえって「伝えたいのに伝わらない」という状態になる可能性があります。ここは素直に業者さんのアドバイスに従った方がうまくいくかと思います。
尚、こう言ったことを回避するためにも、ココロスイッチではあえてゲストのお名前を上映しないのを基本設定にしています。実際以前よりそういったケースは増えてきていましたし、ゲストにも新鮮に映るようです。そして何より最後までじっくりご覧いただけるのでオススメです!
5. 最後は任せるのが一番?
いかがでしたか?
今回は撮って出しエンドロールのあるあるを中心にお話ししてきました。気になることがあればぜひ担当さんにご相談いただき、満足いくエンドロールを残しましょうね。
ただ、ここまでいろいろ相談すべき事項をお伝えはしましたが、実はあまり要望を言い過ぎるのも良くないのです。特にいい業者さん、スタッフならば尚更、自由に撮ってもらい編集してもらう余地を残しておきましょう。
彼らにクリエイティビティを発揮してもらった方が、ほとんどの場合もっと良くなるはずですから。
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