結婚式の1日を残すための映像商品の選び方
1.記念に残す映像の種類
結婚式を残すための映像には、いろいろな商品がありますが、まずは、どういったものがあるのか、代表的なものをご紹介します。
1)記録ビデオ
2)スペシャルビデオ
3)撮って出しエンドロール
会場提携の会社も含め、各社色々な商品がありますが、内容的には大体上の3つに分類できるかと思います。
「記録ビデオ」はイベントを記録的にありのまま撮影する映像で、「スペシャルビデオ」はBGMに合わせて編集するものが多く、1日をイメージとして見せるような映像です。最後の「撮って出しエンドロール」は本来は披露宴の演出として上映することがメインの映像ですが、結果お手元にも残る映像となります。
では、上の3種類の映像をさらに長所・短所も含めてご説明します。
2.各映像商品の長所・短所
1)記録ビデオ
「記録ビデオ」は文字通り、その日1日のイベントを「記録」として残します。
挙式や披露宴のすべてのイベントを音声も収録して残しますので、臨場感たっぷりのありのままの映像が残せます。
「記録ビデオ」で大事なのは、その場で今、どんなイベントが行われていて、誰が何をしているのかということがわかるような映像でないといけないということと、イベントは漏れなく残すということです。
そのため、撮影方法としてはカメラを三脚に固定して安定した映像を撮るのが基本になり、撮影中の場所移動もあまり行いません。安定と見やすさを重視した撮影方法になります。
「記録ビデオ」で一番特徴的なのは、「音声が残る」ということです。これは決して写真ではできない、映像ならではの良さでもあります。
つまり、写真も含めた全ての商品の中でも、その日1日を最もたくさん残せる(記録できる)ものが「記録ビデオ」ということになります。
まさに「これさえあれば」という商品だといえるでしょう。
補足ですが、ご両親へのプレゼントとしてもご要望が多いのもこの「記録ビデオ」です。
記録ビデオの長所・短所
■長所
・音声が残る
・1日のイベントがすべて残る
■短所
・長尺になる(約100分程度)
2)スペシャルビデオ
「スペシャルビデオ」というのは挙式や披露宴を断片的に撮影し、編集するような映像です。
このカテゴリーの商品は定番ではありませんし、各社様々な商品を独自の商品名で販売していますので、すぐにはイメージしづらいかもしれません。
例えば、当店では「シネマティックビデオ」や「ドキュメントビデオ」といった商品がこのカテゴリーに該当しますが、「記録ビデオ」との大きな違いは、音声も含め、当日のイベント全てを残す(記録する)ための映像ではないというところです。
例えば「シネマティックビデオ」はお二人の1日をショートフィルムのように印象的にまとめる映像です。
「記録ビデオ」のようにきっちり撮る、残すということよりも、イメージとして綺麗に残す、印象的に編集するということに主眼を置いていますので、撮影手法も「記録ビデオ」とは大きく変わってきます。
「シネマティックビデオ」の撮影はお二人を印象的な構図で撮影したり、ゲストの表情や仕草などの細部を撮るため、常に移動したり、カメラを常に色々なところに向けて撮影します。
そのため、例えばスピーチをじっくり撮ったり、余興をずっと撮影するということはありません。それをするとイメージビデオとしてはクオリティを下げてしまいますし、成り立たなくなってしまうからです。
ココロスイッチではもう1つ「ドキュメントビデオ」という商品もあります。
この商品も「記録ビデオ」のように全てを残すためのものではありません。
その代わり、その日一日の「想い」を残すことを目的にしており、そのためお二人やご両親、結婚式に関わってくれたゲストの方などの「想い」をインタビュー形式で語っていただきます。
後で振り返った時、その日をどういう想いで過ごしたのかを、実際の言葉と映像によって振り返るというが主旨になりますので、撮影も断片的で、語られる言葉に沿った編集となります。
このように、「スペシャルビデオ」のカテゴリー商品は、記録ビデオとは違い、いずれも映像が断片的かつ、細部を撮ったものであり、演出的な編集をする映像となります。
スペシャルビデオの長所・短所
■長所
・映像が短めなので、手軽に見ることができる
・演出的な映像なので感情移入しやすく、感動的な仕上がりになる
■短所
・音声も含め、全てを残すことはできない。
・余興やイベントをじっくり見るには不向き
3)撮って出しエンドロール
「撮って出しエンドロール」は当日の様子を撮影し、その場でBGMに合わせて編集したものを披露宴のエンディングに上映する演出映像です。
「撮って出しエンドロール」はあくまでも当日の演出のための映像ですが、その結果として手元にも残る映像となります。
しかも、これまで紹介した映像商品は挙式後およそ2か月後に納品となりますが、「エンドロール」は当日にDVDとして手渡りますので、その日から楽しめるのも大きな魅力です。
さらに、エンドロールは、BGMに合わせて5分ほどに映像をまとめますので、とても手軽に、しかもその日から何度も見られます。
その反面、その日の映像を残すというには収録時間が短すぎますので、将来的なことまで考えるとお手元に残す映像としては少し物足りなく感じるかもしれません。
ココロスイッチではエンドロールは演出として、また当日から何度も見れる映像として最高の商品としてオススメしていますが、将来的にずっとお二人の傍に残すものとしては、やはり「記録ビデオ」か「スペシャルビデオ」をオススメしています。
撮って出しエンドロールの長所・短所
■長所
・演出として上映できて、家でもその日からDVDで見れる。
■短所
・将来的にずっと残しておくものとしては、物足りない
3.それぞれの映像商品を選ぶポイントとは?
これまでに「お手元に残す映像」という観点から各商品の特徴や違いをお話ししましたが、それでは、具体的にどう言ったポイントや基準で選べば良いのでしょうか。
次からは、各商品選択の基準となるようなポイントをご紹介しますので、ご参考にしていただければ幸いです。
「記録ビデオ」を選ぶポイント
1)どのイベントも残したい。または挙式、手紙、余興などきっちり残したいイベントがある。
2)将来的に子供にも見せたり、夫婦で見て振り返る姿が想像できる。
3)ご両親や祖父母、親戚にもプレゼントしたい。
「スペシャルビデオ」を選ぶポイント
1)全部残す必要はなく、それよりも手軽に見れることを重視したい。
2)ありのままより演出的に編集してほしい。
3)友達にも見てほしい。
「エンドロール」を選ぶポイント
1)当日上映する演出として外せない。
2)二次会で上映したり、当日から映像が見たい。
3)友達とシェアしたい。
4.後悔しないための映像選びとは?
結婚式の映像は、本当にたくさんのカップルが「やっておけばよかった。」「残しておけばよかった!」と後悔することの多いものです。
ゼクシィなどの情報誌の特集でも「やっておけばよかったもの」ランキングでいつも上位に挙がってくるほどです。
当店でも、実際にご利用いただいたお客様より、後日アンケートをいただくのですが、「頼んでよかった!」というお声とともに、「もっとやっておけば良かった。」というお声もたくさんいただいています。
その中でも一番「やっておけばよかった」と言われるのが、実は「記録ビデオ」です。
「記録ビデオ」は「エンドロール」や「スペシャルビデオ」に比べて、地味、長尺という印象が強く、「見ないでしょ」ということで判断されることが多いのですが、実際は、結婚式というあまりにも素敵な1日を過ごされた後になって、「やっぱりもっとあの日を残せばよかった!」という感情が沸々と湧いてくるようです。
しかし、不思議なことに「記録ビデオ」を残されたお客様から「やってよかった!」というお声をいただくことは「エンドロール」に比べると少ないのですが、「やっておけばよかった!」というお声は圧倒的に「記録ビデオ」が多いのです。
人は得たものより、失ったものに固執するというのは心理学ではよく出る話ですが、これは皆さん心当たりのある経験ではないでしょうか。「後悔しないという自信がない…」という方はもちろん、安心感を得るためには「記録ビデオ」が一番のオススメ商品となります。
5.最後に
いかがでしたか?
私たちはたくさんのカップルから、毎日のように商品選びについてご相談を受けています。
映像について求められることや選択基準は、当然カップルによって様々ですので、できる限りご要望を聞いてアドバイスをさせていただいています。
それでも、やっておけばよかったと後悔するカップルが沢山いることを考えると、時折力不足を感じることもあります。
このブログがお二人の後悔を無くすための一助になれば幸いです。
それでもやっぱり悩むようでしたら、その時は是非お気軽にお電話くださいね!