【写真付きで解説】プロフィールムービーの写真の選び方と時短方法

プロフィールムービー写真の選び方

 

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プロフィールムービー制作で、いちばん時間がかかるのが「写真選び」です。

手作りする人も、プロに依頼する人も、写真選びは必ず自分でやらなければいけない作業。そしてプロフィールムービー全体のクオリティを左右するとっても重要な行程です。
はじめに流れとコツを把握して
作業を進めれば、作業時間の短縮もできるので時短に繋がります。やみくもにはじめる前に、まずは流れを確認してから進めていきましょう!

 

目次

1、はじめに「プロフィールムービーを作る目的」を考える

2、プロフィールムービーの制作手順

3、写真の選び方のポイントと注意すること

4、写真順の例

5、昔の写真をデータ化する方法

6、「写真選び」でよくある質問

 


 

1、はじめに「プロフィールムービーを作る目的」を考える

制作にとりかかる前に、なぜ「プロフィールムービーを上映するのか?」を考えてみましょう。

プロフィールムービーは、新郎新婦が生まれてから、それぞれの人生を歩み、二人が出会い、結婚を迎えるまでの時間を紹介するとともに、一緒に過ごしてきた家族・友人・職場の方々との日々に感謝を伝えるムービーです。

誰が見ても、「二人が今日(結婚式)までにどんな人生を歩んできたか?」がわかるムービーになるよう心がけましょう。
プロフィールムービーはその名の通り、「新郎新婦のプロフィールを紹介するムービー」です。

例えば、新郎側の親戚・友人・職場関係の方は新婦に会うのも結婚式が初めて。
もしくは、一度会った事はあるけど、どんな人生を歩んできたかを知らない場合がほとんどではないでしょうか?新婦側のゲストも同様のことが言えます。

数十年生きてきた中で、継続してずっと関わりがあるゲストは恐らく極わずかなはず。
プロフィールムービーを通して

新郎新婦が
どんな幼少期を過ごし
どんな学生時代を過ごし
どんな仕事に就いたのか
そしてどうやって二人は出会ったのか

映像を見れば、二人のこれまでの人生がわかるような映像になると、良いですよね。

二人の思い出の写真をただ並べただけのスライドショーになるか、ゲストへの感謝の想いが詰まった二人だけのプロフィールムービーになるかは、「ムービーの構成・写真の枚数・使用する写真・コメントの内容」によって明暗が分かれます。

ただのスライドショーになってしまわないようにするには、どうすべきか?
以下の手順で確認していきましょう。

 

 

2、プロフィールムービーの制作手順

今回は「写真選び」に重点をおいた記事です。まずは制作の全体の流れを把握することが重要です。どういった手順を踏むと制作がスムーズになるか?をご紹介していきます。

2-1、プロフィールムービーの構成

プロフィールムービーの構成

一般的なムービーの構成(流れ)は、
(1)オープニング※1→(2)新郎生い立ち写真→(3)新婦生い立ち写真→(4)ツーショット写真→(5)エンディング※2

※1 オープニング部分は、いきなり新郎の赤ちゃんの写真から始まってしまうとストーリー性がないので、はじめに2ショット写真と一緒に「◯◯ & ◯◯」とテロップを出して、これからこの二人のプロフィールムービーが始まります。とオープニング部分で伝えましょう
※2 エンディング部分は、「まだまだ未熟なふたりですが これからもよろしくお願いします」など締めの言葉を入れるなどして、映像が終わりであることを伝えると、より見やすくスライドショーではなくなります。

 

2-2、使用する「写真の枚数」をはじめに決める

“自作”する場合は特にざっくりでもいいので、はじめにプロフィールムービーに入れる写真の枚数を決めましょう。
プロに依頼する場合は、基本的には枚数が決まっているので、その枚数を新郎・新婦・ツーショットそれぞれ何枚なのか?を確認します。

 

【!】枚数を決めずにやるとどうなるか?

写真の枚数を決めずに進めると、選ぶのに時間がかかってしまううえ、確実に枚数が多くなり映像の尺が長くなります。または、写真1枚の表示時間が早くなり急ぎ足な映像になってしまいます。
スタンダードな枚数は、新郎10枚。新婦10枚。ツーショット10枚。の合計30枚です。

詳しくは、「花嫁花婿必見!失敗しないプロフィールムービーの作り方」でもご紹介していますが、枚数が多くなることによってデメリットがでてきます。写真を増やす場合も、合計で50枚は超えないよう心がけましょう。

 

2-3、BGMを決める

写真の枚数を決めたら、ムービーに使用する曲を決めましょう。
BGMを後から選んでも問題ありませんが、ムービーの完成像を思い浮かべ全体のイメージを最初に固める方がおすすめです。

30枚程であれば4分半以上あるBGM1曲で制作できます。
枚数が多くなる場合は、1曲の尺では足りないので、2曲以上使用しましょう。ムービーの尺が長くなりすぎないように、長くても8分程に収めるよう意識しましょう。

BGM選びは、「編集マン厳選!結婚式のプロフィールムービーに本当に合う曲40選」の記事を是非参考にしてください。

 

2-4、写真の順番

次は写真の表示する順番を決めます。
誕生〜現在までと時系列で並べるのがスタンダードな並びです。

新郎新婦それぞれのソロパートの写真が10枚ずつだとして、振り分けの例はこんな感じです。

乳児期・・・1枚
幼少期・・・1枚
小学生中学生〜高校生・・・合わせて4,5枚
大学生時代や専門学生時代1〜2枚
社会人1〜2枚

この振り分けを頭に入れて、その時代の写真を選んでいけば、あれもこれもと片っ端からアルバムの写真を出す必要がなく、時間短縮にもなりますよね。

 

2-5、写真にコメントをつける

写真順を決めてから、その写真につけるコメントを決めていきます。
コメントは、写真に対する説明である必要はありません。
「〇〇に行きました」「〇〇に行ってとても楽しかったです」というコメントは、日記みたいな印象になってしまいます。

コメントを考える時は、どんな幼少期だったか「例:甘えん坊でいつもお母さんにくっついていました」と紹介したり、その写真で一緒に写っているゲストへの感謝のメッセージをいれるのがおすすめです。

 

 

3、写真の選び方のポイントと注意すること

制作の手順を把握したら、それではいよいよ写真を選んでいきます。
ここでは、写真を選ぶ時のポイントと注意点を見ていきましょう。

 

3-1、ゲストが写っている写真を選ぶ

プロフィールムービーの写真の選び方

ソロの写真は、「これが私だ!」とわかりやすいのでもちろん悪くはないのですが、できればソロ写真は2〜3枚に抑え、当日列席するゲストと一緒に写っている写真を主に選ぶことをおすすめします。
ゲストの方も自分が写っていたら嬉しい気持ちになりますし、懐かしい思いになり、より感情移入して見て頂けるはず♬

【!】ゲストが写っている写真がバラバラで全員入れられない場合はどうする?
招待したゲスト全員の写真を入れるのが難しい場合は、コメントでメッセージを送りましょう。例えば「辛い時期をともに乗り越えた同期のみんな!みんながいたから頑張れたよ!」と写真には写っていないけれど、〇〇会社の皆さまに宛てたメッセージです。というのが伝われば問題ないのではないでしょうか。

 

3-2、集合写真の連続は避ける

プロフィールムービーの写真の選び方 

学生時代のクラス全員で撮影したような大人数の集合写真が何枚も続くと、代わり映えがしない&本人がどこにいるのかが認識できません。
上記の参考画像のように、本人にスポットライトをあてたり、自分の周辺のみトリミングするなどして工夫してみましょう。

本人にスポットライトをあてられる機能付きのおすすめムービーはこちら
▶︎プロフィールムービー「DAZZLE」
▶︎プロフィールムービー「TIMES」

 

3-3、2ショット写真は自撮写真の連続に注意

よくある失敗例で、自撮り写真の連続です。
自撮り写真は、アップになりがちになりますよね。コメントで「◯◯にいきました」と説明していても、背景が少ししか見えず、ほとんど変わり映えのない写真の連続になってしまいます。
自撮り棒や、セルフタイマーを使って背景がしっかりとは写っている写真であれば、変わり映えがあるので問題ありません。

自撮り写真に限らず、ここで大事なのは「同じサイズ感の写真を連続させないこと」です。
同じようなサイズ感の写真が続くと、ムービーにメリハリがなく、見ている側も少し違和感のある映像になってしまいます。

あまり重要視しすぎる必要はありませんが、アップの写真を表示したら→全身が写った引きの写真。4人で並んで写っている写真→2ショットの写真。など、被写体のサイズ感や、人数、並び方にも着目して写真を選ぶと、よりメリハリのある映像に仕上がりますよ♬

 

3-4、コラージュのやり過ぎは逆に見づらい!

プロフィールムービーの写真の選び方 ×悪いコラージュ例

プロフィールムービーの写真の選び方 ◯良いコラージュ例

沢山写真を入れたいという理由で、アプリで4枚の写真を1枚にコラージュして使用するのはおすすめしません。理由は、被写体(人物)がどんどん小さくなって、誰がどこにいるか見ている人は認識できません。

コラージュする場合は、「2枚を1枚にするまで!」「写真は必ず横並びに」しましょう。横並びにする理由は、スクリーン(映像)の画面が横長だからです。縦並びにしてしまうと画面にフィットしないので、縮小して表示することになり、更に人物が小さく表示されてしまいます。

 

 

4、写真順の例

写真選びのポイントや注意点を確認したところで、次は実際にプロフィールムービーで使用した写真を使って、写真の順の一例をご紹介していきます。

 

(1)新婦パート冒頭

プロフィールムービーの写真の選び方
新婦の生い立ちパートのオープニング部分。写真や名前、誕生日などを表記して、ここから新婦の生い立ちを紹介します。ということを伝えましょう。

 

(2)1枚目

プロフィールムービーの写真の選び方
生まれたての写真でなくても、乳児期の写真やこの写真のように1〜2歳の頃の写真からスタートしても問題ありません。

 

(3)2〜5枚目

プロフィールムービーの写真の選び方
プロフィールムービーの写真の選び方
プロフィールムービーの写真の選び方
プロフィールムービーの写真の選び方
家族・親戚・兄弟・姉妹との写真や、自分はどんな子供だったかなどコメントで紹介してもいいですね。

 

(4)6枚目

プロフィールムービーの写真の選び方
小学生時代の紹介。
習い事や、好きだったこと、夢中になったこと、どんな子供だったか。など、子供時代の情報を紹介。

 

(5)7〜8枚目

プロフィールムービーの写真の選び方

プロフィールムービーの写真の選び方
高校・大学時代の紹介。
どんな学校に進学したのか、友人たちとどんな学生時代をすごしたのか。気をつけたいのは内輪ネタになりすぎないこと。誰が見てもわかるような、内容のコメントにしましょう。

 

(6)9〜10枚目

プロフィールムービーの写真の選び方
プロフィールムービーの写真の選び方
どんな社会人になったのか。今どんな仕事をしているのか。また、仕事だけではなく趣味などを紹介しても、見ていただく方に自分のことを知っていただける内容になるかと思います。

 

(7)写真順のまとめ

上記のような流れはほんの一例です。人それぞれ紹介したい時代が変わってくると思うので、使いたい写真をまずは大まかに決め、バランスがよくなるように枚数を絞っていく→写真が入りきらない場合はコメントでカバーする。などして対応すると、規定枚数内におさめられます。

 

 

5、昔の写真をデータ化する方法

写真選びが完了したら、現物である昔の写真をどうやってデータ化するか?ですよね。
近頃は、便利なアプリがあるのでココロスイッチが実際にお客様にご案内している方法も交えてご紹介していきます。

 

5-1、スキャンアプリを使う|費用0円

プロフィールムービーの写真の選び方

費用もかからず、一番お手軽にできる方法です。
おすすめのアプリは、「Google Photo スキャン」

アプリダウンロード後手順に従って、現物の写真をスマホで撮影すれば簡単に写真をデータ化できます。

▶︎▶︎アプリのダウンロードはこちら

 

5-2、プリンタのスキャン機能を使う|費用0円

ご自宅にあるプリンターのスキャン機能を使う方法も費用がかからず簡単にデータ化することが可能です。プリンター専用のスキャンソフトをダウンロードして、スキャンをすれば画質の設定など、より綺麗にデータ化することができるのでおすすめです。
尚、データ化する際の拡張子は必ず「jpeg」(静止画像データの圧縮形式)に設定しましょう。

 

5-3、コンビニのマルチコピー機でスキャンする

コンビニのマルチコピー機でも、スキャンが可能です。セブンイレブンのマルチコピー機では、1枚30円A3サイズまでスキャンできます。
1枚30円かかってしまうので、写真を数枚並べてA3サイズでまとめてスキャンしてもいいかもしれません。

また、実際にスキャンする際の設定は
・画質→300dp以上を選択する
・ファイル保存形式JPEG

上記2点に注意して、スキャンをしましょう。

 

 

6、「写真選び」でよくある質問

写真選びにおいて、よくある質問をまとめました。

Q1、写真が少ない場合の対処方は?

全ての写真に人物が写っている必要はありません。

プロフィールムービーの写真の選び方
例えば、趣味の写真でもいいわけです。
自転車に乗るのが趣味であれば、上記の写真のように自転車のみを写してた写真をいれてみましょう。

 

プロフィールムービーの写真の選び方

ツーショット写真が少ない。という場合もお互いにプレゼントしたものや、思い出の品、婚姻届などの物撮りした写真を入れてみましょう。
人物の写真だけではなく、物撮り写真などをいれることによって、メリハリがついてより効果的に見せることができるのでおすすめです。

 

Q2、新郎の写真が少ない

「新郎の写真が全然ない…どうしたらいいでしょうか?」というご相談をよく頂きます。
新郎5枚、新婦15枚など極端に枚数の差があるとバランスがよくありません。新郎7枚、新婦12枚ぐらいであればぎりぎりバランスが保てているかと思うので、新郎さんは趣味の写真を集めたり、卒業アルバムから写真を引っ張ってきたりなんとか新婦様とのバランスを保てればいいかと思います。

 

Q3、学生時代の写真がない

小学校の写真がない。できれば入れたくない。絶対入れなくてはいけないの?→そんなことはありません。とくに男性の方は、学生時代の写真が極端に少ない方が多いです。
そんな時は、コメントで時の流れを表しましょう。何かしらの写真を1枚入れて、コメントに「小学校から大学までサッカーに明け暮れた学生時代でした」といったように、コメントで説明してしまいましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
プロフィールムービー作りでは、写真選びの時間が一番時間がかかります。この記事を参考にしていただき、少しでも準備の時短に繋がれば幸いです。

 


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Author: YUKamera
ココロスイッチのカメラマンで2児の母。2017年の自身の結婚式の経験も活かして結婚式の情報をカメラマンと卒花としての立場から発信していきます。