プレ花嫁必見!プロフィールムービー手作りあるある【失敗編】

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|お知らせ|

ココロスイッチは202324日より新しいオンラインショップサイトへ移行します。

新ショップはURLが変わります。24日以降は下記のサイトをご覧ください。

https://shop.kokoro-switch.com/


プロフィールムービーといえば結婚式の定番演出。最近ではPCを使って自分たちで手作りする方も増えています。
リクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」によると、自分たちで映像演出(オープニングやエンディングなども含め)を行ったカップルのうち、なんと62.5%がいずれかの映像を手作りしたとのアンケート結果も出ています。


 

挙式、披露宴・披露パーティでの映像を使った余興や演出の実施状況
「自分たちが行った」72.5%
映像を使った余興や演出の依頼先(映像演出を自分たちで行った人)
「手作りした」62.5%

ゼクシィ結婚トレンド調査 2015 報告書より
http://bridal-souken.net/souken/research.htm


結構みなさん、頑張って手作りされているようですね。プロフィールムービーなど、お写真を中心に構成されているムービーは、実際の所、頑張れば案外出来てしまうものだと思います(断言はできませんが・・・)。
また、新郎新婦やご友人が手作りされたムービーは、やはり何とも言えない温かみが出ますので、それだけで感動するものが多く見受けられます。
ムービー会社の私がこういうことを言うと元も子もないのですが、もし、時間と余裕があるなら手作りにもチェレンジして欲しいなと。そんな風に思ったりもするわけです。はい。
というわけで今回は、手作りを失敗しないためのプロフィールムービーあるある(失敗編)をご紹介します!!
失敗のパターンを事前に回避して、ぜひゲストの方々に喜んでいただけるムービーを作ってください。
私たちがこれまで実際に現場で見たり、ご相談を受けた中で見てきた失敗パターンは大きく分けて次の2つになります。

 1.内容的な失敗

 2.技術的な失敗

では、さっそく各パターンごとの失敗あるあるをご紹介しましょう。


■内容的な失敗あるある

|その1|映像が長すぎる

長すぎることがイコール失敗ではないのですが、ゲストの方々が飽きてしまい、きちんとご覧になってないケースが多々あります。せっかくの手作りなのでちゃんと最後まで見て欲しいですよね。
自分たちのこと、相手のことを知ってもらいたい、ゲストの人たちの写真をたくさん紹介したい、そんな思いは手作りをすると余計に強くなってしまうものです。
それで、作っているうちにどんどん長くなってしまい、出来上がったら10分を超えるものになったというケースもしばしば。

”YAHOO知恵袋「結婚式の生い立ちムービー、10分って長すぎですか?」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1060428765

結論から言うと、プロフィールムービーは5分から長くても8分程度までが無難です。逆にそれ以上だと、その長さに堪えうるだけのクオリティが必要になってきます。自信のない場合は、なおさらタイトに仕上げる意識が必要でしょう。
また、プロフィールムービーの上映は、お二人が中座中に行われるのがほとんどですが、進行が小休止するタイミングでもあり、ゲストの方々がリラックスする場面でもあります。
そんな時に会場内が暗いまま、映像とBGMが大きな音で流れている状況が10分も続くとどうでしょう。ゲストの方々にリラックスする時間、ゆっくりお食事を楽しむ時間を持ってもらうためにも、なるべく長いムービーは避けるべきでしょう。

 

|その2|自撮りの2ショット写真が多い

自撮りで撮った2ショットのアップ写真。よく見かけるこんな写真もプロフィールムービーでは要注意です。
みなさんもご存知の通り、自撮り写真はどうしても似た構図になりがちです。似た構図、しかも2人メインの写真が続くと見ている側はちょっと飽きてしまいますよね。また、自撮り写真は背景が少ないので、撮影時のシチュエーションが伝わりにくくなります。
そこで気をつけて欲しいのが、写真につけるコメントです。
極端な例ですが、例えば「富士山に行きました!」というコメントが付いているのに、「富士山」が全く映っていなかったらどうでしょう。「えー!?」ってなりませんか?
もしかしたらそれはそれで面白いかもしれませんが、狙ってやるにはちょっとチャレンジングですよね。
2ショット自撮り写真の場合、「富士山」はともかくとしても周辺の状況が分からなければ、コメントに注意するか、場合によっては2ショットにこだわらず、1ショットずつの写真にするか、全く別の写真に変更することも検討しましょう。
やはり「富士山に行きました!」というからには「富士山」が入っていて欲しいですし、「思い出の場所でプロポーズ♡」ならば「思い出の場所」がどんな場所か、写真に写っていて欲しいですよね。
写真とコメントの問題は、何も2ショットに限った話ではないのですが、自撮りの写真が多くなりがちな2ショット部分は、特に上記のような注意が必要になりますので気をつけましょう。

 

|その3|内輪ネタ、下ネタ

手作りのムービーは夜中に作業するケースも多いかと思います。深夜に画面をじっと見ながら作業していると、変なテンションになったり判断力が鈍ってくる場合もあります。
そんな時は要注意。思いつきで変な写真を入れたり、勢いで仲間内のギャグを入れたりしてはいけません!
必ず翌日以降、平常心で見返すことを忘れずにしましょう。

また、内輪で盛り上がるために撮ったような恥ずかしい写真などを、友人に無断で使うと、後々のトラブルにもなりかねません。
内輪ネタは避ける、ゲストが嫌がるかもしれない写真やコメントも避ける、何より下ネタは「禁じ手」と心得て取り組みましょう。
笑いを取ることよりも、友人から親戚まで、みんなが楽しめるということを目標にしてみる方が良いかもしれませんね。
以上、内容的な失敗あるあるでした。
次は技術的な失敗あるあるです。


■技術的な失敗あるある

その1|文字や写真が画面から切れている

手作りで最も多く見られるのが、この失敗ではないでしょうか。
作業時、パソコンの画面上では最後まで読めていた文字が、会場で上映したら端が切れていて読めないということがよくあります(本当によく見かけます)。これは実は映像制作を行う上でのルールを守れば回避できます。
プロジェクターやTVで上映する場合、映像の上下左右の端が切れて表示されることがあります。
これは「オーバースキャン」という状態で、機器によって映像の周辺部を表示しないように設定されていて起こる現象です。さらには、最近のハイビジョン液晶テレビよりも、会場設置のプロジェクターの方がこの「オーバースキャン」が起こる可能性は高いようですので、自宅で見た時はOKだったけど、会場で上映したら端が切れるということも起こりえます。
映像制作上は、この「オーバースキャン」をあらかじめ見越し、端が切れても大丈夫な範囲内で映像を作成することがルールとなっています。
この大丈夫な範囲のことを「セーフゾーン」と呼びます。「セーフゾーン」は一般的には、動くものは画面の90%内、テロップ、タイトルなどの文字は画面の80%内に収めるようになっていて、それぞれ「アクションセーフ」「タイトルセーフ」と呼ばれています。
特にプロフィールビデオでは写真、テロップがきちんと見えるように「タイトルセーフ」を意識して作成すると間違いないのではないでしょうか。

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そして、なるべく早めに完成させて、必ず本番前に会場のプロジェクターで上映確認をしてもらうことを忘れずに!
上映確認については会場のプランナーさんに前もって相談しておきましょうね。

 

|その2|文字が早くて読めない

日本人が読める文字数は、一説には1秒で4文字といわれています(実際はもっと認識できるという話もあります)。
これだと例えば文章が20文字の場合、20文字÷4文字で、読むのに5秒間はかかるという計算になります。
少し丁寧すぎる感じもしますが、大体このルールで作成すれば間違いないかもしれません。
また、文章が出ている間はあわせて写真も表示されていますので、文章が長くなればなるほどその写真も表示時間を伸ばさなくてはいけなくなります。ただし、そのために1枚ごとの表示時間が長くなると、今度は映像のテンポが悪くなることがありますので要注意です。

ここまでの事を考慮すると、1枚の写真に対して文字は20文字程度、表示時間は5秒ほどというのが作成時の目安になるかもしれませんね。また、もっとたくさんのお写真を見せたいときなど、この文字数と表示時間の関係を逆算に利用して作成の目安にもできます。
例えば100枚の写真を5分程度のムービーに収めるには、300秒(=5分・ムービーの長さ)÷100枚(写真枚数)=3秒ということで1枚あたり3秒程度でテンポよく表示しなくてはいけません。そこにテロップもつけるとなると(1枚)3秒×4文字(1秒あたり)=12文字ということで1枚の写真に対して12文字程度のテロップが妥当となります。
実際には写真と写真の繋ぎ部分の”のりしろ”や、ムービーの始めと終わりの挨拶・メッセージなどの部分も必要ですので、上記のような計算で全てうまくいくわけでもありません。あくまで取り掛かりの目安として考えましょう。そして、最後には調整をすることを前提に作業に掛かるべきでしょう。
最後におまけとして、一番多いあるあるをご紹介します。
それは、「挙式は数日後なのにまだ終わらない!」「やろうと思っていたけど今からじゃ間に合わない!」といった失敗です。実際、このようなご相談は頻繁に受けますが、これを回避するには「計画を立てる」ことしかありません!
では、早速プロフィールムービー制作に必要な工程を考えてみましょう。

(事前準備)
・構成を考える
・写真を収集
・文章を考える
・BGMを決める
・写真をスキャン

(編集)
・編集作業と調整作業
・オーサリング
・DVD焼き付け

まずはこのうちの「事前準備」を十分に意識してください。ひょっとしたらこの段階が一番大変かもしれません。一人暮らしの方は写真を実家に取りに行ったり、送ってもらう時間も必要ですし、それを選別するのも時間がかかります。
準備期間は状況にもよりますが、通常2~3週間は見ておいたほうが良いでしょう。
準備ができたらいよいよ編集です。しっかりした準備ができていれば、ソフトに慣れている方なら丸1日程度の作業で一旦は完成するかもしれません。あとは調整時間にあてると良いでしょう。
ただし、初心者の方で休日だけの作業ならば1か月以上は見てもいいかもしれません。さらに準備も含めると、3か月前から始めても早すぎることはないでしょう。


いかがでしたか。
プロフィールムービーの失敗というのは、結局、当日ゲストに楽しんでもらえなかったということに尽きるのですが、それは、見づらかったり、内容が理解できなかったりといったことで損をしているケースもあります。
逆に言えば、見やすくてわかり易くまとまっていれば、それだけでも失敗は避けられるということです。
失敗あるあるを回避して、ぜひ楽しいプロフィールムービーを作ってみてください。
あと、くどいようですが、会場での事前の上映確認は必ず行ってくださいね!



 

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Author: 宮脇克彦
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